お知らせ
2025.04.11「知財功労賞」特許庁長官表彰(デザイン経営企業)受賞のお知らせ
株式会社能作は、令和7年度「知財功労賞」(経済産業省 特許庁主催)において、「特許庁長官表彰(デザイン経営企業)」を受賞いたしました。
当社が、伝統産業を継承しながら、デザイン力と技術力で錫100%にこだわった製品開発などのイノベーションに取り組んできた点や、「人と、地域と、能作」を掲げ、地域・社会に貢献する企業をデザインしてきたことが評価されました。
このような栄えある賞を賜りましたことも、ひとえに皆様のあたたかいご支援の賜物と、改めて感謝申し上げます。
授賞のポイントは以下のとおりです。
1.伝統産業「高岡鋳物」を継承しつつ、世界で前例のない錫100%の鋳物製品や、錫の弱点とされていた柔らかさを逆手に取った曲げられるインテリア「KAGO」シリーズ、大口注文に対応できる新たな鋳造法など、イノベーションにも取り組む。目で見てわかる技術は特許、形が珍しいものは意匠を取得し、見えない技術はノウハウとして秘匿するなど、オープン・クローズの使い分けも実施。デザイン力と技術力によるブランディングにより認知度が急上昇し、売上が10年間で2倍超に増加するとともに、「錫・能作・高岡」というイメージが浸透。
2.「人と、地域と、能作」とのスローガンを掲げ、社会貢献という形に会社をデザイン。社屋での産業観光(工場見学や鋳物製作体験に年間13万人を受入れ)や「錫婚式」の事業化など、文化の発信にも注力。
3.自社ブランド立ち上げ時から携わってきたデザイナーを2023年に取締役として起用し、経営判断にデザイン思考を取り入れることで、会社をデザインする取組を強化。また、商品開発では顧客の声を重視。直営店を積極的に増やし、顧客のリアルな声を吸い上げて潜在ニーズの発掘に取り組む。
■「知財功労賞」について
「知財功労賞」とは、経済産業省 特許庁が主催し、毎年4月18日の「発明の日」に、知的財産権制度の発展および普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業などに対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰および特許庁長官表彰を行うものです。
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・特許庁ウェブページ



